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どこにあるのかわからないけど、行列ができるレストラン
こんにちは。ダバオッチ編集部です。今回、編集部では、オープンしてまだ、たったひと月にも関わらず既に評判を聞きつけたお客さんで行列ができているレストランがあるという情報を得て、早速取材に伺ったのですが・・・
Photo is from OUT OF NOWHERE KITCHEN.
行けども行けども、目的のお店が見つかりません。あれ?道を間違えたかな??と道をさらに奥に進んでいきます。すると・・・あ、ありました!なんとか、日が暮れる前に目的のレストランにたどり着くことができました。(汗)
今回、うかがったレストランは「OUT OF NOWHERE KITCHEN」というお店。まだ早めの時間にも関わらず、噂通り、お店の待ち合いスペースには既に数組のお客さんが順番を待っています。
順番を待っている人たちに申し訳ない気持ちになりながら、今回は取材ということで早速、店内に入れて頂くことができました。中を進んでいくと、まず従業員の方の素敵な笑顔が出迎えてくれます。そしてさらに奥に進んでいくと、既に多くのお客さんで満席状態です。
店内をよく見渡せば、細かな所にオシャレな装飾品がさり気なく並び、また全体的にウッドを使用しているので、落ち着いて、暖かみのある雰囲気がつくり出されています。お客様を家族としてもてなすという想いを込めて、お店は「家」なのでファミリールールという素敵な家訓まであります。
立地の不利を承知でいざ開業、しかしフタを開けてみると
今回、わざわざダバオッチ編集部のために取材に応じてくださったのは、こちらのレストランのオーナーであるタンさんご夫妻とシェフのトムさん。オーナー自ら対応して頂きました。
写真:左から、オーナーのTeddy TanさんとRazel Tanさん、そしてシェフの Ralph Tomさん
こちらのレストラン、最初はレストランではなく、ドミトリーを建設する予定でした。しかし、オーナーの奥様、Razelさんの強い要望で当初のドミトリー建設計画から一転、レストランを開業することに。理由を伺うと、「この立地でレストランを開業することは、リスクがあることは最初からわかっていました。メインストリートからかなり奥まったところですし、ただ、料理学校を卒業して以来、8年間も現場から遠ざかっていたので、自分の知識をもっと高め、試してみたかったんです。」と料理に対する情熱を語ってくれました。
また、店の由来を伺うと、「このレストランの場所はちょっと厄介な場所にあるんです。メインストリートからは離れていますし、説明が難しいんです。だからレストラン名を店の立地そのままに、”OUT OF NOWHERE KITCHEN”、つまり、お店の目印等ないので、”どこからともなく現れるキッチン”としたんですよ。」とユーモア溢れる話を聞かせて頂きました。
本当にお客様を喜ばせることができれば、お金は後からついてくる
オーナーに今後の展開と夢を伺うと、「近い将来、ダバオ市以外にも支店を出して、もっと多くのお客様にうちの料理を食べて欲しいと思っています。お客様に満足して頂けることが、従業員一同の最高の喜びですから。そしてお客様が喜んでくださる限り、お金は後からついて来ます。」と、繁盛店の秘訣も教えて頂きました。
美味しすぎるオリジナル創作料理の原点は「旅」
コチラのレストランで提供される自慢の料理の数々は、実はオーナ夫妻のオリジナル創作料理なんです。旅行好きなご夫妻が各国を旅して、インスピレーションを感じ、さらにフィリピン人の口に合うように工夫された結果、数々の創作料理が生まれました。
さらに、こちらのレストランは豚肉を一切使用していません。というのもハラル認証レストランを目指しているからなんです。ハラルフードとは、イスラム教の法律にのっとった食べ物のことです。畜肉の屠殺方法などにも細かな戒律がありますが、食肉に関しては血抜きをするため、バクテリアの繁殖を防ぎ、鮮度を保ち、清潔に肉を食する事ができます。
それでは早速、自慢の料理の数々をご紹介していきます。まずは、こちら『ASIAN GRILLED CHICKEN THIGH』P180。骨なし鶏肉のグリルです。アクセントにキムチペーストが付きます。なんとインスピレーションは日本の焼き鳥からなんです。
続いては『CARRIBEAN STYLE GRILLED CHICKEN THIGH』P180。先ほどの骨なし鶏肉のグリルにアクセントとして、ピリ辛サルサソースが付きます。
どんどんいきましょう。次は『SHRIMP GAMBAS』P160。スペイン風の鶏のチョリソーとエビをバターガーリックオイルで調理し、熱々の鉄板と共に提供されます。付け合わせでパンとサルサが付いてきますので、パンの上にのせても、口直しで食べても美味しく頂けます。
次はスープをご紹介します。こちらは『SEAFOOD CHOWDER』P170。付け合わせにパンがついてきます。じっくりと時間をかけて魚介の味が引き出されているので、濃厚な味を楽しめます。
さぁ、どんどんいきましょう。続いてはドリンクメニューから人気の二品をご紹介、『CHOCOLATE SMORE SHAKE』(左)P140と『APPLE ICE TEA LYCHEE』(右)P80。今後はドリンクメニューにも、もっと力を入れていくそうで、近い将来、お店にバリスタを採用するとのことです。
そして、締めにはお店自慢のスウィーツをご紹介します。まずはチョコレートのスポンジにピスタシオのムースを絡めて、ダックワーズ(アーモンド風味のメレンゲを使った焼き菓子)を乗せた『PISTACHIO VERA 』(左)P110とストロベリームースに同じく、ストロベリー味のダックワーズの乗せた『RED FOREST』(右)P110。どちらも見た目が美しい一品です。
今回はオープンしてまだ、たったひと月にも関わらず、既に評判を聞きつけたお客さんで行列ができているというレストランを取材しました。このレストラン、見つけるのは苦労しますが、見つけた時の喜びと料理を食べた時の感動はきっと忘れられないものになるでしょう。是非一度、自慢のオリジナル創作料理を味わってみてはいかがでしょうか。
その他、ご紹介しきれなかったメニューの数々はコチラ。
【基本情報】
店名:OUT OF NOWHERE KITCHEN(アウトオブノーウェアーキッチン)
ジャンル:レストラン
住所:Block 2, Lot 5, Dona Alegre Street, Mamay Rd., Angliongto, Doña Alegre St Lanang
Davao City
電話番号:0922 869 3600
営業時間:毎日(11:00 〜 14:00、17:00 〜 22:00)
URL:https://www.facebook.com/Out-Of-Nowhere-Kitchen-139197366512744/
価格:160〜320 php
最終情報更新日:2016/11
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