【News】Culture of Securityを形にするため、爆破テロを想定した訓練が実施

ダバオ市では、新型コロナウイルスへの備えだけでなく、防災・防犯にも力を入れているところだ。そして、3月26日金曜日、先日予定されていたとおりに爆破テロを想定した防犯訓練がおこなわれた。

今回の防犯訓練は、テロリストが爆破テロを企てるという想定でおこなわれた。そして、Ecolandにあるダバオ市陸上輸送ターミナル(Dcott)、およびBankerohan公共マーケットに現れたテロリストに扮した人物によって大規模な爆発が発生、そこに負傷者とテロリストが複数いるという想定で、それぞれの役が配置された。

公共警備および安全司令センター(PSSCC)のAngel Sumagaygay司令官は、今回の訓練の目的は、救急部隊がどれだけ活躍するか、そして市民がどれだけ「Culture of security(安全を守ることを文化に)」の名のもとに協力するかを確認するためだったと語った。

さて、今回の訓練だが、テロリスト役が素早く抑えられ、すぐに終了することとなったという。

ダバオ市では、今回のような訓練を繰り返しおこなっているところだ。今回の訓練を終えてから、Samagaygay司令官は、市民が実際に訓練に参加することが最も効果があるが、市民への教育の必要もあると語った。また、今後も同様の訓練をおこなっていくと語った。

ダバオ市民が、いつ、何が起きても最善の行動を取れるように、これからも訓練は繰り返しおこなわれる。新型コロナウイルスへの対応ももちろん大切だが、大切な「命」を守るための訓練もこれから継続が求められている。