【News】フィリピン自閉症協会、政府に施設整備・医療支援強化を要請ー療育施設と専門家不足が深刻

バランガイ 保健

フィリピン自閉症協会(以下ASP:AUTISM Society Philippines)は、政府に対し、自閉スペクトラム症(以下ASD)の人々のための施設整備の拡充と、治療および医療支援のさらなる強化を求めている。

ASPダバオ支部の理事で統括責任者を務めるジェーン・ゴンザレス氏は、啓発活動にとどまらず、ASDの人々には高額な療育費用を伴う特別な支援が必要だと訴えた。

ゴンザレス氏は、「ASDの子どもたちが、手頃な費用で教育や療育を受けられる施設がもっと必要です。作業療法士や言語療法士の数を増やし、家族の経済的負担を抑えた支援体制を整えることが求められています」と述べた。

ASDの子どもは、平均して週に少なくとも5回の療育セッションを受ける必要があるという。一方で、発達小児科医の数は限られており、診察の予約は取りにくく、費用も高額であることも課題とされている。

ASDは、コミュニケーション、社会適応、社会的相互作用に影響を及ぼすため、幼少期における早期発見と適切な評価が極めて重要とされる。また、安全と危険の判断が難しいことから、事故などのリスクも高い。

ゴンザレス氏は、ダバオ市特別支援児童介入センターが1,000人以上の子どもに無償サービスを提供している点を評価する一方で、対象年齢が1~6歳に限られていることから、「自閉症は生涯にわたる障がいです。支援もまた、生涯にわたって提供されるべきです」と述べ、成長後も継続的な支援が必要であることを強調した。

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