ロドリゴ・ドゥテルテ元大統領は、年末年始の期間も引き続き拘禁下で過ごすことになると、主任弁護人のニコラス・カウフマン弁護士が明らかにした。先月、国際刑事裁判所(以下ICC)の裁判官は、ドゥテルテ元大統領の暫定釈放の申し立てを却下している。
公開法廷で開かれた審理において、ICC控訴部は、第三国への条件付き釈放を認めなかった審前裁判部の決定に対してドゥテルテ氏側が提出した不服申し立てを、全会一致で退けた。
カウフマン弁護士は支持者らに対し、冷静さを保ち、法的手続きを尊重するよう呼びかけた。また、ドゥテルテ元大統領自身も、クリスマス期間中を拘禁下で過ごす覚悟ができていると述べた。さらに、クリスマス前には子どものうちの一人が面会に訪れる予定であることも付け加えた。
カウフマン弁護士は、現在進行中の法的手続きを妨げることなく連帯の意思を示すよう、支持者らに改めて訴え、「法廷を尊重し、手続きを尊重してください。ドゥテルテ氏の誕生日の時のように、今回も支援を示してください」と語った。
ロドリゴ・ドゥテルテ元大統領は、今も続く世論からの支援の広がりに対して深く感謝しているという。
12月初め、サラ・ドゥテルテ副大統領が父親を訪問した後、記者団に対し近況を簡単に説明し、会話の内容は主に政治と家族の話題で、終始和やかな雰囲気であったと語った。「政治の話や家族の話をしましたが、内容の大半は政治と、最近の出来事についてでした」と述べた。
サラ氏は、面会時にドゥテルテ元大統領が口にしていた飲み物についても触れ、「その時に飲んでいたのはスプライト・ゼロです。糖尿病があるので砂糖は入っていません」と明かした。
記者から、元大統領がお茶を飲んでいたかどうかを問われると、その日の面会ではお茶は出されていなかったと答えた。ただし、医療スタッフと弁護士の管理の下で、日常的に紅茶を飲むことはあると説明した。
「彼に出されるものは医療スタッフが彼に提供されるものを管理しており、弁護士も基本的にはお茶だけです。そして、もちろん私たち家族も同様です」と述べた。




