パハヤグ年末調査(以下P-EOY2023)の結果、サラ・ドゥテルテ副大統領兼教育省長官の信頼度と支持率が62%から59%に低下したことについて、ダバオ市民たちは様々な意見を表明した。最近終了した調査では、サラ・ドゥテルテ氏の支持率は低下を示し、特にミンダナオ島では84%から76%に低下した。
ミンダナオ島では信頼度も55%から53%に低下した。ドゥテルテの支持率低下の要因となっているのは、40歳から49歳(68%から63%)、50歳から59歳(56%から51%)、高齢者(57%から49%)など、さまざまな層である。
ダバオにある大学の非教職員であるレア・レジーナ・ドゥライ氏は、この結果に驚きを隠せない様子で、機密費案、高値のノートパソコン、教育省(以下DepEd)内の透明性への懸念といった問題を強調した。
彼女が提案した機密費(現在は取り下げられた)は、確かに一般市民に多くの疑念を残したが、今回の信頼度と支持率低下の原因はそれだけではない。DepEdには汚職に関する問題が山積している。支持率の回復にはDepEd内の透明性を上げることが必要条件になるだろう。
サラ・ドゥテルテ氏の支持率低下にもかかわらず、フェルディナンド・マルコスJr.大統領の支持率と信頼度は55%から58%に回復した。特別土地(SL)、北中央ルソン(NCL)、ビサヤ地方での上昇が顕著で、中間所得層、カトリック教徒、自営業者グループからの支持を得ている。
PUBLiCUS Asia Inc.が実施した独立調査P-EOY2023は、フィリピン人市場調査パネルから無作為に抽出した1,500人の回答者を対象に、目的サンプリング方式で行われた。今後の支持率と信頼度を上げるも下げるも、サラ・ドゥテルテ氏の言動にかかっているので目が離せない。
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