ダバオ市議会は3月28日、ロドリゴ・ドゥテルテ前大統領に対し、ダバオ市とフィリピンへの「偉大で継続的な貢献」を認めるために、毎年3月28日を「ドゥテルテの日」とする決議を可決した。
ダバオ市第2区選出のDiosdado Angelo Junior R. Mahipus議員がこの決議を作成し、定例会中にこれが承認された。決議文には、「ドゥテルテ前大統領は、国家の発展への大きな貢献によりフィリピン国民の生活を向上させ、共和国の生きた英雄として承認される」と記されている。
ドゥテルテ前大統領は2022年6月30日に任期を終え、フェルディナンド・マルコス(愛称: ボンボン)大統領がその後を継いだ。ダバオ市ではここ30年ほど、ドゥテルテ一族が行政・立法両部門の要職を常に獲得している。
ダバオの治安を劇的に改善したドゥテルテ氏は、一線を退いた今も市民から高い支持を得続けている。今回の決議も、その影響力の大きさを示している。彼を含むドゥテルテ一族の動向に今後も目が離せない。