【News】サラ副大統領、ダバオ市のブカナ橋はドゥテルテ元大統領と中国政府の支援で実現と強調

サラ・ドゥテルテ市長

サラ・ドゥテルテ副大統領は2025年12月5日、新たに開通したブカナ橋について、ダバオ市沿岸バイパス道路網の重要な接続点となるこの橋は、ロドリゴ・ドゥテルテ元大統領の直接的な働きかけと、中国政府による全面的な資金支援によって実現したものであると改めて強調した。

サラ氏によると、ダバオ市沿岸道路自体の予算は、自身が市長を務めていた当時にすでに確保されていたが、ブカナ橋に関しては一切の予算がついていなかったという。このため、サラ氏は当時のドゥテルテ大統領に直接訴え、迅速な対応を求めたという。

サラ氏は、「橋の予算をどう確保するか、その方法を探し出したのは、ロドリゴ・ドゥテルテ元大統領(以下FPRRD)です。彼が資金を確保した時点で、交渉、計画、そして必要な書類作成など、すべてが動き始めました」と述べた。

その後、資金が確保されたことで、プロジェクトの計画策定と必要書類の整備が本格的に進められ、最終的に建設が実現したという。サラ・ドゥテルテ副大統領は、ブカナ橋が完成したことで、南北の交通が大幅に改善され、沿岸道路の利便性が格段に向上したと指摘した。

「今、橋はこのとおり完成しています。だからこそ私たちは、ダバオ市民として、また沿岸道路の恩恵を受けるミンダナオの人々のためにも、この橋に感謝すべきです。橋の資金確保を諦めなかったFPRRDに感謝しています。そしてもちろん、橋の全工費を負担してくれた中華人民共和国にも感謝しなければなりません。ダバオ市政府もフィリピン政府も、一切の費用を負担していません」と述べ、橋の完成によって地域住民の生活や経済活動が大きく向上すると強調した。

副大統領はまた、事業費を全額負担した中国に対して改めて謝意を示し、ブカナ橋が現在、ダバオ市内の移動をより円滑にし、物流や観光にも大きく貢献する重要な交通網になっていると述べた。

マルコス大統領が「ブカナ橋は自身の政権の成果の一つだ」と発言したことについて問われると、サラ・ドゥテルテ副大統領は簡潔ながらも含みのある形で次のように述べた。

「ダバオ市民として、またミンダナオの一員として、私はFPRRDに感謝しています。私が市長だった頃、沿岸道路には予算があった一方で、橋には全く予算がなかったという問題を、FPRRDは理解してくれました。そして先ほど述べた通り、資金の出所は中華人民共和国です。私はそのことに感謝しています。」

サラ氏は最後に、完成したブカナ橋が今後も地域住民の生活向上と経済発展に不可欠な存在であり続けることを強調し、関係者への謝意を重ねて示した。

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