
2025年8月27日、サラ・ドゥテルテ副大統領と3人の兄妹が、オランダ・ハーグの国際刑事裁判所(ICC)で拘束中のロドリゴ・ドゥテルテ元大統領を訪問した。
2025年3月の逮捕以来初めてのことで、ドゥテルテ元大統領の子どもたち―副大統領のサラ氏、ダバオ市選出下院議員のパオロ氏、ダバオ市副市長のセバスチャン氏、そして末娘のキティ氏―がそろって面会に訪れた。
サラ氏によれば、これはドゥテルテ元大統領本人の強い希望によるものだったという。
「家族のこと、日々の生活、そして政治における私たちの歩み。そういったことが、今回の主な話題でした。父はとても嬉しそうで、私たちと直接話せたことを本当に喜んでいました」と話した。
また、サラ氏によると、現在、元大統領は血糖値が上昇しており、食事量が制限され、厳重な健康管理のもとで生活しているという。
「彼は元気にしており、先ほど様子を見に行った際には、パオロ・ドゥテルテ下院議員が1時間半ほどかけてマッサージをしてくれました。片方の足がやや灰色がかって血色が悪く見えたためです」と説明した。
なお、今回の面会では今後の政治的な計画についての話し合いはなかったという。一方で、サラ氏に対する弾劾訴追が上院で却下されたことについては、ドゥテルテ前大統領が「非常に誇らしげだった」と語った。