
アテネオ・デ・ダバオ大学(以下AdDU)法科大学院 は、法学教育委員会(以下LEB)が発表した「包括的司法試験成績分析」において、認定された46の法学教育機関(以下LEI)の中で第1位にランクされた。
AdDU法科大学院は、2013年から2024年までの司法試験における全体的な成績に基づき、合格率88.9%を記録して首位となった。第2位はフィリピン大学法学部(88.74%)、第3位はアテネオ・デ・マニラ大学(87.7%)、第4位はサン・ベダ大学(84.54%)、第5位はセブ市のサン・カルロス大学(83.64%)である。
第6位はサント・トマス大学(80.09%)、第7位はセブ大学(71.14%)、第8位はザビエル大学(アテネオ・デ・カガヤン校、70.097%)、第9位はバギオ市のセント・ルイス大学(70.76%)、第10位はマニラ市立大学(70.46%)となっている。
AdDUは2025年6月20日のFacebook投稿で、「マニー・P・キボッド学部長、アテネオ・デ・ダバオ大学法科大学院、そしてこの偉業を成し遂げた優れた教職員の皆さまに、心よりお祝い申し上げます」と述べた。
また、AdDUは2015年から2019年にかけての司法試験においても、認定された59の法学教育機関の中で合格率90.5%を記録し、首位に立った。
科目別の成績
- 第1位:労働法および社会立法(76.68%)、民法(66.91%)
- 第2位:租税法(60.5%)、刑法(71.43%)、法律倫理および実務演習(84.51%)
- 第3位:民事訴訟法(61.35%)
- 第4位:政治法および国際法(65.23%)
- 第5位:商法(68.66%)
司法試験成績に関するLEBの分析は、フィリピン国内のLEIを対象としたデータ主導型の評価であり、パンデミック前後における成績傾向の比較を通じて、コロナ禍に伴う制度的調整が司法試験結果に与えた影響を検証することを目的としている。
この分析においては、LEIは「機関別平均合格率(IAPR)」に基づき順位付けされる。また、1993年に制定された「法学教育改革法」(共和国法第7662号)に基づき、フィリピンにおける法学教育の「改革と向上」を目的として、LEBが設立された。