
ダバオ市政府は、カンラオン山の噴火による被害を受け、災害状態に指定されたネグロス・オクシデンタル州のラ・カステリャーナ町に対し、30万ペソの現金支援を決定した。
財務・歳入・手段委員会の委員長であるミルナ・ダロド=オルティス市議は、2025年の市の緊急対応基金(QRF)の使用を可能にする条例の早急な承認を求める緊急性および必要性証明書を受け取ったと述べた。
ダバオ市政府は、甚大な被害状況を考慮し、災害状態が正式に宣言された地域への財政支援を決定した。
ラ・カステリャーナ町の町議会は以前、2024年決議第079号を可決し、同町をカンラオン山の噴火による災害状態に指定していた。
オルティス氏は、今回の30万ペソの支援は、災害被災地への財政支援額を定めた地方財務委員会決議2020-01のガイドラインに基づいていると述べた。
ダバオ市議会はこの決議および条例を承認し、セバスティアン・“バステ”・ドゥテルテ市長に対し、市の5%防災・減災基金(2025年)のうち30%のQRFから支援金を拠出する権限を付与した。
ネグロス・オクシデンタル州は、2024年12月9日にカンラオン山の噴火による多数の住民の避難を受けて災害状態を宣言した。州の防災・減災評議会(PDRRMC)によると、この噴火はバゴ市、ラ・カルロタ市、ラ・カステリャーナ町、モイセス・パディリャ町、ポンテベドラ町、バリャドリード町、サン・エンリケ町、ヒニガラン町、ビナルバガン町に影響を及ぼした。
なお、ダバオ市議会は先立つ2025年1月28日にも、ネグロス・オクシデンタル州およびネグロス・オリエンタル州、カンラオン市、ラ・カルロタ市、バゴ市、バリェエルモソ町などの被害が大きかった地域への災害支援として380万ペソの拠出を承認していたが、ラ・カステリャーナ町はその際の支援対象には含まれていなかった。