ダバオ市で初の開催となった国際トライアスロンイベントの「アイロンマン70.3」の選手に贈られたメダルは、ダバオに居住する彫刻家でパフォーマンス・アーティストのクブライ・ミラン氏とミンダナオ島のティボリ民族によって製作された。
同メダルは「ドゥヤン・ナン・マギティン(勇気のゆりかご)」と名付けられ、勇気ある英雄の故郷であるミンダナオ島を象徴している。同氏はメダルについて、ミンダナオ島が平和を求めて奮闘する様子を表現しており、同トライアスロンイベントによって、ミンダナオ島で起こっている出来事を世界の多くの人々に知ってもらいたいという願いが込められていると強調した。
メダルのデザインはクブライ氏が手掛け、その形はまるでミンダナオ島の伝統的な楽器「アーゴン」を彷彿させ、計1800個にも及ぶメダルの作成は、連日連夜行われた。同氏は「この作品はとても大きなプロジェクトで、連日連夜制作に取り掛からなければなりませんでしたが、一緒に制作に携わったティボリ民族のおかげで、大会の数日前に全てを完成させることができました。本当に愛が込められた作品です」と明かしている。
今回メダルの作成を手掛けたクブライ氏の作品は、「People’s Park」のイーグルや「ダバオ国際空港」の大きなドリアン彫像など、ダバオの様々な場所で見ることができるので、興味のある方は是非とも訪れてみてほしい。