2024年10月16日に中央選挙管理委員会(以下Comelec)が発表した暫定リストに基づくと、拘束中のキボロイ牧師が12議席ある上院議員選挙に挑戦する66人の候補者の一人として確認されている。 リストには、元大統領フェルディナンド「ボンボン」マルコスの秘書官だったビク・ロドリゲス、無所属候補のベン・トゥルフォ、そして政権派の候補として出馬している彼の兄エルウィン・トゥルフォも含まれている。
一方、フランシス・トレンティーノとマニー・パッキャオは、ライバル派閥であるPDPラバンを離れ、マルコス率いるフィリピン連邦党(PFP)に参加し、彼らの上院議員選挙への出馬がComelecによって承認された。
現政権の有力候補であるベンジャミン・アバロス・ジュニア、アビー・ビナイ、ボン・レヴィリア、ピア・カエタノ、リト・ラピッド、ピング・ラクソン、カミル・ビリャー、ティト・ソット、そして大統領の妹で再選を目指すイミー・マルコス上院議員が、上院議員候補者の最初のリストに含まれている。
一方、元大統領ロドリゴ・ドゥテルテの支持者として知られる再選を目指すボン・ゴーやロナルド・デラ・ロサ、ミュージシャンのジミー・ボンドック、俳優のフィリップ・サルバドール、テレビ司会者のウィリー・レヴィリャメ、さらに元上院議員のグリンゴ・ホナサン、バム・アキノ、キコ・パンギリナンなどもリストに含まれている。
「上記のリストは、選挙管理委員会の全体会議で法務部門が提出した無効候補者の判定に影響を及ぼすものではありません」と、Comelecのジョージ・ガルシア委員長は述べた。183名の候補者が出馬申請書を提出した中で、現時点では66名が正式に認証され、公式投票用紙に記載される可能性があるとのことだ。また、 今年の10月8日、フィリピンで最も影響力のある牧師の一人であるキボロイ牧師は、法的代理人であるマーク・トレンティーノを通じて出馬申請書を提出した。彼は「イエス・キリストの王国(KOJC)」の創設者であり、「労働者と農民の党(WPP)」の旗の下で上院議員に立候補している。 しかし、10月16日には、同じ上院議員候補で労働指導者であるソニー・マトゥラが、キボロイに発行された候補者指名書と受諾書(Cona)の取り消しを求める請願書を提出した。 請願者のマトゥラは、キボロイが複数の刑事告発を受けて拘束されているため、選挙運動ができないとして、彼を無効候補として認定すべきだと主張している。
一方、トレンティーノは、キボロイが正式な「労働者と農民の党」の唯一の上院議員候補であり、マトゥラとその同僚たちは「フィリピン労働者党」という別の党に所属していると反論している。 「彼らは当選した場合の統治プログラムを持っていないし、候補者としての最大限の警戒を怠っている。選挙運動もできておらず、無秩序なプラットフォームのために真剣さが欠けている」と、トレンティーノはマトゥラに向けて直接的に述べている。 現在、次期選挙における無効候補の認定を求める請願書が104件、出馬申請書の取り消しが24件、資格剥奪の訴訟が1件、そして選挙管理委員会が自ら提出した117件の無効候補認定請求があり、合計で246件の特別措置(SPA)ケースが提出されている。
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