キングダム・オブ・ジーザス・クライスト(以下KOJC)と警察の対立が続き、捜索活動やトンネル掘削活動を巡る様々な主張が浮上している。また、フィリピン国家警察(以下PNP)は、それらの写真やビデオを撮影することを禁止し、管理事項の報告にのみ限定するよう指示した。
9月3日、PNP職員によって人間のバリケードが形成された。これは、メディア関係者や、KOJCの法務顧問であるイスラエリート・トレオン弁護士が、8月28日に出された一時保護命令(TPO)にもかかわらず、ホセ・マリア・カレッジ(JMC)での警察による掘削活動が行われている現場に入ろうとした際にできた。
しかしKOJC敷地内での対立が11日目に突入する中、フィリピン国家警察(PNP)は、宗教指導者アポロ・キボロイ牧師と彼の共犯者4名を捜索する際のタイムラインについて確信を持てていない。 逮捕状の執行に関する論争にもかかわらず、ダバオ地域警察局(以下PRO-Davao)のニコラス・D・トーレ三世将軍は、2024年9月3日火曜日の記者会見で、キボロイ牧師と残りの逃亡者がブハンギンのKOJC敷地内に隠れていると主張し、捜索が終盤に差し掛かっていることを示唆した。 しかしその後まもなく、KOJCの法務顧問であるイスラエリート・トレオン弁護士は、午後の記者会見でトーレ将軍の主張を否定した。トーレ将軍は、逮捕状の執行は政治的な動機ではないと述べ、政府関係者やKOJCメンバーによる主張とは異なる見解を示した。 「これは政治的なものではありません。これは、公平な逮捕状の執行である」と述べた。 また、トーレオン弁護士は警察がキボロイ牧師の隠れ場所とされる地下壕を見つけるためにホセ・マリア・カレッジ(JMC)の地下でもトンネルを掘削しているという主張についても、否定している。
キボロイ氏は既にダバオの外に出ているという推測も立っているが実際はどこにいるのだろうか。今後も動向を追う。
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