ダバオ市の補助サービスユニット(以下ASU)の職員によると、2024年4月27日、フィリピン農業産業財団大学沿いの清掃活動で、約150袋のゴミを回収したという。 ASU代表のポール・ベルメホ氏によると、バンタイダガットのボランティアは、住民がゴミ捨て場にしている地域を清掃し、約148袋の混合ゴミと8袋の瓶を回収したという。
「私たちは、この地域でのごみ捨て行為を監視するためにスタッフを派遣します。 住民がまだゴミを捨てるようであれば、私たちは一緒に一軒一軒ゴミを捨てないよう彼らに情報発信を行い、それでもその行動を止めないようであれば、違反切符を発行し、報告書をバランガイに提出します」と、ベルメホ氏は述べた。
毎月土曜日に約300人のボランティアが参加する清掃活動を行い、平均して毎月約2,600袋のゴミを集めているそうだ。プラスチックが市内の運河を詰まらせ、大雨の時に洪水を引き起こすことがあり、このような清掃活動が必要である。
さらに、公安警備事務所(PSSO)は、沿岸海域をトイレとして使用しないように警告している。同事務所は、住民が海で排便や排尿をしない様に、海岸線に監視カメラを設置する予定である。ベルメホ氏は、もし住民が海にゴミを捨てるようなことがあれば違反切符を切り、同じ行為を何度も繰り返す場合は訴訟すると付け加えた。
ダバオで暮らす中で、ゴミが大量に落ちているエリアや、道端で排尿をしている人を見かけることが少なくない。海沿いでもこの行為が続けば環境汚染はさらに深刻なものとなるだろう。 治安の良さ、アクセスの良いリゾート、多様な文化など様々な魅力を持ち併せている、フィリピン第三の都市ダバオ。町がきれいになればさらに魅力的な場所となるだろう。
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