地域代替保育事務所ダバオ地方支部(以下Racco11)の責任者であるシーナ・リカ・M・ドロラサ氏は、ダバオ地方には62の認可里親家庭があり、82人の子供たちが里親の元で暮らしていることを明らかにした。 ドロラサ氏は、里親と養子縁組の違いを強調した。
養子縁組は子どもたちの恒久的な引き渡しであるのに対し、里親は代替保育プログラムであり、ネグレクト(育児放棄)、虐待、育児放棄、その他特別な状況にある子どもたちを認可された里親家庭に一時的に引き渡すというものである。 一時的な保護が必要な子どもをセンターや入所施設に預ける代わりに、一時的な親や家族として認可を受けた里親が彼らの面倒を見ることになる。
里親は、国家チャイルドケア機関(以下NACC)によって認可された親、家族のみに適用される。里親になる前に、一定の要件とプロセスを満たさなければならないのだ。また、 もしも育児放棄をされた子供が発見し、その子供の出所や親が不明な場合、発見者はまず、バランガイ、警察署、または地元の社会福祉担当者に報告しなければならない。ドロラサ氏は、これらのプロセスを踏むことが、捨てられた子供に里親を提供する唯一の方法であると述べた。 「政府や地元のソーシャルワーカーの介入なしに、親族でない人に子どもを直接渡すことは法律で禁止されている」とドロラサ氏は、強調している。
ダバオで暮らしていると、道端で靴も履かずに寝ていたり、お金を入れるカップをもって座っている小さな子供を見かけることがある。公式機関によって認可された家族のもとで、さまざまな支援や定期的なカウンセラーを受け、彼らが安心して暮らせる環境を作らねばならない。
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