母乳不足を経験している母親へ母乳寄付を行うために、ラクタリウム・ダバオの設立が提案された。ラクタリウム・ダバオは、母乳寄付者が安全かつ適切な母乳を提供することができるかどうかを確認するために健康状態や病歴をチェックし、その後集められた母乳を処理、保存、配布することになる。母乳寄付者は、「フィリピン人間母乳バンキング(運営マニュアル)2013」に基づく保健省のガイドラインに従って面接と身体検査を受ける必要がある。
ヘルス委員会委員長であるリチリン・N・ジャストル=バギロド議員は、この提案が採用された場合、この施設が生後0〜2歳の赤ちゃんを対象とする初の人間の母乳バンクになると述べた。現在多くの女性が母乳不足により赤ちゃんを授乳するのに苦労しており、他の母親と母乳を共有したり、母乳の売買も行われているそうだ。母乳バンクはそのような母親の支援を目的としている。
バギロド議員が発案した「ダバオ市人間母乳バンク条例」はすでに3つの委員会審議を経ている。委員会審議の後、市保健局が規定の見直しを行い、見直し後、市議会で審議が行われる予定だ。 どんな人でも、バンクから母乳を受け取ることはできるが、優先されるのは、未熟児、母親が重病の新生児、集中治療室にいる新生児、および緊急時または災害の犠牲者である。 興味を持つ寄付者は、それぞれのバランガイと連絡を取るか、直接サンタアナバランガイ保健所の施設を訪れることが可能だ。集められたミルクは無料で提供される。
もしもこのバンクが設立したら、多くの母親の支えとなるだろう。
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