10月8日以降、ダバオ市のブハンギン、パナカン、ササ地区の一部で断水が発生しているが、これは連続的な緊急断水によるもので、ダバオ市水道局(以下DCWD)のダモイ・ライン2の運営の影響によって低水圧から無水圧の状態となっていることが原因だ。報道時点では、水圧が通常に戻る明確な時期は未定である。
10月8日から、DCWDのフェイスブックページにコメントが殺到している。DCWDは10月9日に断水を確認し、水道管への介入が進行中であることを保証した。ライン2がカバーするエリアは非常に広いため、特に高台や配水終点では、給水回復に時間がかかることがあるという情報が入り、ササやパナカンの住民たちからは落胆の声が上がっている。
DCWDはまた、被災地での配給のために増水の準備が進められていると述べた。また、報告された懸念に対処するためのチームも派遣されている。しかし、住民の中には最大で2週間水道が使えないと訴える人や、水圧のない地域は配給水を受け取っていないという声もある。
DCWDは、ピーク時間帯(午後10時から午前5時頃までの間)以降は、水圧に影響が出る可能性があるため、水を貯めておくことを勧めている。DCWDはフェイスブックの投稿で憤慨した住民に謝罪の言葉を返信した。しかし、緊急時の対応策が取れていないことに対する住民の怒りは未だおさまりそうにない。DCWDの水道サービスにさらなる改善が求められる。
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