ダバオ市内の大型シティリゾートホテルとして人気の「ウォーターフロント・インシュラーホテル」のホテルマネージャー、ブライアン・ラサラ氏は、2018年に同ホテルがリノベーションを予定していることを明らかにした。リノベーションには、1990年代以来大きな改装を行っていない客室を始めとして、ファンクションルームやロビーエリアまでを含む大規模なものとなる予定だ。
同氏によれば、2017年はマラウイ市内で起こった内紛やミンダナオ島に出された厳戒令などでホテル業界全体にとって挑戦的な1年であったという。5月~7月にかけてはダバオ市への観光客が減少し、ホテル稼働率が低下した。しかし8月には同市への観光客は急増し客足が急速に回復をした。
年間の稼働率を過去2年間と比較してみると、平均60-65%の稼働率が2017年には72-75%に達している。また、1週間の内2〜3日は稼働率100%を記録している。この状況について同氏は、大統領選でのロドリゴ・ドュテルテ大統領の当選が大きな要因となっていると語る。またドゥテルテ大統領就任後は、国際会議が開かれることもあり、多くの観光客が同市を訪れたともコメントした。
今回の大規模リノベーションにより、さらに快適に過ごせるホテルとなるか、完成が待ち遠しいところだ。