ダバオ市を震撼させた強姦殺人事件に終止符が打たれた。ブラガス特別捜査班(SITG)は18日、ブランチェ・マリー・L・ ブラガスさん(28)さんの捜査で行方が掴めていなかった4人目の容疑者が特定、殺害されたことで、事件が正式に解決したことを発表した。
18日のダバオ市警察(DCPO)本部での記者会見で、アルベルト・ルパス大佐は、既に犯人を立件し、犯行に使用されたトライシクルを回収したため、自分たちの使命は果たしたと語った。
同氏によると、カリナン警察署長のリッキー・オベンザ少佐は、料金の未納により前週没収されたバイクについて、Emcor Calinan社からの連絡を受けたという。ルパス大佐は「我々の捜査員は、署長とともに現地に向かい、トライシクルをチェックしたところ、汚れた床部分からイヤリングの一部が発見された。イヤリングは事件現場捜査官が発見したものと同一のものだった」ことから、これが事件で使用されたものと同一のものだと結論づけた。
トライシクルの所有者は、15日にカリナン地区シリブの自宅で逮捕状が出され、殺害されたジミー・ロビアーノ容疑者が借りていたものだという内容の宣誓供述書を提出した。
前回の報道では、この容疑者の名前は挙がっていなかったはずだが、捜査の過程で真犯人が特定されたということなのだろうか。何はともあれ、ダバオ市に人が集まる時期の前に事件が解決したことを素直に喜びたい。