ダバオ市の大規模ワクチン接種会場である「People’s Park」は、24日月曜から業務を再開すると明らかにした。医療従事者数名が新型コロナウイルス陽性になったことを受けて、全員のPCRテストがおこなわれたという。
Covid-19タスクフォース・ダバオのMichelle Schlosser報道官は、1月21日、再開に向けて医療従事者にPCRテストをおこなったところ陰性だったと明らかにした。そして、「感染が明らかになってから、全職員と医療従事者にPCRテストをおこない、全員陰性でした。People‘s Parkでは感染が広がっていなかったので、月曜からまたワクチン接種をおこないます」と述べた。
今回の一時閉鎖は、ワクチン接種担当者数名が新型コロナウイルスの陽性になったことを受けてのことだった。1月21日時点で、すでに24名の陽性が明らかになっているという。Schlosser報道官は、「どれだけの人が感染しているか把握するために全員にテストをおこないました。そして、業務もすぐに停止しました。突然のことでしたが、感染を拡大させないことが最も優先されたので、People’s Parkの会場を閉める必要がありました」と語った。
また、学校をワクチン接種会場にしているところでも、感染者が出たことが明らかになり、19日から閉鎖されている。
同タスクフォースでは、全員がワクチン接種会場に安心してこられるようにすることを最も優先しており、特にPeople’s Parkはダバオ市でも最も大きい接種会場だと言及している。同会場は歩いてくるだけでなく、ドライブスルーでもワクチン接種ができ、高齢者や障害を患う人たちがワクチン接種をしに来ている。この会場で感染拡大が発生してしまうと、リスクの高い人たちが何人も新型コロナウイルスに感染してしまう危険性をはらんでいる。
ダバオ市でもオミクロン株と思われる感染がたくさん確認されるようになってきた。今一度基本的な感染対策ができているか見直し、実践していければと思う。