【News】新型コロナウィルスの感染再拡大、ダバオでも700%近く増加

市役所

2022年1月16日(日)、フィリピン保健省ダバオ支部によると、ダバオ市は市内で新たに493名の新型コロナウィルスの感染者が確認されたと発表した。これは2022年を迎えて最大の感染者数となる。現在入院または療養中の患者数は13日(木)に1,114名であったが、16日(日)には2,229名となり僅か3日間で2倍となった。

新規感染者数は、1月9日に74名、1週間後には493名と、一週間前の同じ曜日に比べて6.66倍となり感染が急拡大していることが伺える。ただ、ドゥテルテ大統領はデータが不足しているため、感染者が急増している理由がオミクロン株であると結論付けるべきでないと述べている。

保健省ダバオ支部は、ダバオ地方で最も感染が拡大している地域はダバオ市で同地方の感染者数のうち72.2%がダバオ市で感染が確認されており、続いて感染が拡大している地域はダバオ市に近接するダバオデルノーテ州が400名、その次はダバオデルスル州で215名、さらにダバオデオロ州が132名とダバオ市を中心に近隣地域へと拡大している状況と報告している。

また、ダバオオリエンタル州やダバオオキシデンタル州は100名以下とまだ感染が急拡大している状況でないが、感染者の65%が無症状であり、知らないうちに感染を拡大させていると危機感を表した。ただ、感染者のうち33%が軽症で、僅か1.1%が重症化しており、15日から16日までは死亡者も確認されていないことから、重症化のリスクは低いと見ている。

サラ・ドゥテルテ市長は、経済的な損出、航空会社の負担、旅行者の不便性を考慮すると、ダバオ国際空港到着時のPCR検査陰性証明書提出や市内への入境時にワクチン接種証明を求めることはしないが、レジャーでの訪問や娯楽活動を控えるよう市民に注意喚起を行っている。また、ワクチン未接種者は感染を防ぐためにも一刻も早くワクチン接種を完了させて欲しいと述べた。

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