【News】台風ライ(比名:オデット)の被災地への「寄付」、すでに5万人を突破

台風被災地:パラワン

ダバオ市民へのクリスマスプレゼントを台風ライ(比名:オデット)の被災地に「寄付」する人が増えてきている。12月28日時点で、その数は5万人を突破し、さらに増え続けている。

まず、その概要を振り返っていこう。ダバオ市は、ダバオ市民に毎年食料雑貨が詰め込まれたプレゼント(Pahalipay)を毎年配っている。そして、クリスマスまであと一週間となったころ、フィリピンを超強力な台風ライ(比名:オデット)が襲い、甚大な被害を与えた。これを受け、一部のダバオ市民からクリスマスプレゼントを被災地に送りたいという声が挙がり、これを受けダバオ市も急いで対応したのだった。

市民の提案にもあったように、ダバオ市役所は地元企業Ingenuityに依頼し、新型コロナウイルス追跡アプリ「Safe Davao QR」に寄付ボタンを設けた。その後、12月25日には同アプリに寄付ボタンが設けられ、台風の被災地を助けようと市民たちも行動し始めたのだった。12月28日時点で、51,982名が寄付をおこない、その数は現在も増えている。

実際に寄付をおこなった人たちからは、とても簡単で便利だと好意的な声が挙がっている。事業家のSamantha Sasin氏は、「台風オデットで被災した人のほうが自分たちよりも必要としているので、寄付することにしました。寄付も簡単にできます」と語った。映像編集者のRyan delos Reyes氏は、Safe Davao QRの止まらぬ進化と開発をすごいと思っているので、寄付ボタンはすごいとコメントした。そして、「Safe Davao QRはとても便利な寄付システムです。どうやって追跡アプリからダバオ市民のデータベースへと進化したのか興味があります」とコメントした。

市民の言葉を受け、すぐにダバオ市が行動にした「寄付」の動きは、市民からも多くの賛同を得ているようだ。

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