
2025年5月13日、ドゥテルテ一家の5人が地方選挙で立候補していたポストに当選したことが正式に発表された。彼らはまもなく、ダバオ市の主要な公職に就任する見込みである。
同日正午時点の開票報告によると、ロドリゴ・ドゥテルテ元大統領は66万2,630票を獲得し、ダバオ市長に返り咲くことが確実となった。対立候補のカルロ・ノグラレス氏は8万852票、ロッド・クボス司教は7,757票にとどまった。
カルロ・ノグラレス氏は、かつて市長職をめぐりドゥテルテ氏と激しく対立していた故プロスペロ・ノグラレス氏の息子である。なお、ドゥテルテ氏とプロスペロ氏は、生前に和解している。
セバスチャン・ドゥテルテ氏は副市長に当選し、651,356票を獲得して正式に当選が宣言された。対立候補のバーニー・アルアグ氏は78,893票、オイエ・バルセナ氏は5,219票にとどまった。
また、パオロ・ドゥテルテ氏は第1区の下院議員選で203,557票を獲得し、当選が宣言された。対立候補の弁護士マルガリータ・ミグス・ノグラレス氏は49,186票、マグス・マグラナ氏は3,530票だった。
ミグス氏は、カルロ・ノグラレス氏およびPBA政党連合の代表であるジェリコ・ノグラレス氏の末妹にあたる。
パオロ氏の息子であり、ドゥテルテ元大統領の孫にあたるロドリゴ・ドゥテルテ2世氏は、全3選挙区で最多得票となる1,192,324票を獲得し、正式に当選が宣言された。彼はまもなく第1区の市議として就任する予定である。
第1区の市議に当選したその他の候補者は以下のとおり:
メルチョー・キタン氏(175,474票)、弁護士ルナ・アコスタ氏(165,173票)、クッキー・ボンギャン氏(153,308票)、ボンズ・ミリタール氏(150,626票)、ラグデ・イブヤン氏(148,474票)、テムジン・テック・オカンポ氏(145,299票)、パメラ・パメン・リブラド氏(132,709票)
ロドリゴ・ドゥテルテ2世氏の兄弟であるオマール・ドゥテルテ氏は、16万432票を獲得して第2区の下院議員に当選した。対立候補のハビ・ガルシア・カンポス氏は9万156票、メロヘン・モンテスクラロス氏は1,895票だった。
カンポス氏は、長年その職を務めたマイレーネ・ガルシア氏およびビンセント・ガルシア氏の甥であり、ダバオ市で長く政治活動に携わってきたガルシア家の一員でもある。
第2区の市議に当選したその他の候補者は以下のとおり:
弁護士ディオスダド・マヒプス氏(149,171票)、ラルフ・アベラ氏(148,070票)、ルイ・ジョン・ボンギャン氏(136,994票)、チェ・チェ・ジャストル氏(136,078票)、アル・ライアン・アレジャンドレ氏(129,868票)、ダニー・ダヤンヒラン氏(124,065票)、ノノン・カブリング氏(115,481票)、ドセ・アポストール氏(112,625票)
一方、ドゥテルテ氏の盟友であるイシドロ・ウンガブ氏は、第3区の下院議員に当選し、178,721票を獲得した。次点はウィルベルト・ノノイ・アルアグ氏(30,687票)、続いてルイ・エリアス・ロペス氏(19,243票)であった。なお、ウンガブ氏にとって今回が最後の任期となる。
第3区の市議に当選したその他の候補者は以下のとおり:
アルベルト・ウンガブ氏(153,433票)、ドク・エンゾ・ビラフエルテ氏(144,270票)、弁護士バイ・ハンドラ・カサンドラ・ドミニク・アドヴィンクラ氏(137,001票)、ペティット・プリンシペ氏(129,490票)、レイチェル・ゾゾブラド氏(129,292票)、ドク・ポットポット・ビラフエルテ氏(128,425票)、ジョペット・バルラン氏(125,895票)、マーナ・ダロド・オルティス氏(121,076票)
セバスチャン・ドゥテルテ氏は、自身のFacebook投稿で「人々の福祉は多数派の声から生まれる」と述べ、長年にわたり掲げてきたスローガン「Gikan sa Masa, para sa Masa(大衆から、大衆のために)」を改めて強調した。