ダバオ国際空港は、空港に入るすべての人に対して、フェイスシールドの着用の条件を課すと発表した。8月17日、同空港のレックス・オブセナ氏は、「この条件は、交通省が告示した『公共交通機関におけるすべての乗客がフェイスシールドを着用することを義務付ける』ものとは異なる」と述べている。
オブセナ氏によれば、交通省の覚書では「搭乗客のみ」が対象になっているという。しかし、今回空港が公表したものでは「すべての人」を対象としており、乗客だけでなく、空港職員、売店の販売員、警備員なども含まれるということである。この規制は、ダバオ国際空港特有のものであると、同氏は明らかにしている。
また、同氏はマスクをしっかり着けていなかったり、ソーシャルディスタンスを守っていなかったりする人を数名厳重注意したことも認めている。しかし、空港内でそのような違反を行う者は少なく、市民にも十分にマスクやソーシャルディスタンスの規則が浸透していることと、多くの警備員を配置していることも功を奏しているようだと語る。また、空港には空港直属の警備員だけでなく、政府の警察官も配置されているという。
フェイスシールド着用義務の範囲は、今後さらに広くなっていきそうだ。