ダバオ市新型コロナウイルス対策本部は、8月1日に最新の危険度評価を出した。それによると、ダバオ市内の「非常に感染リスクが高い」とされるバランガイは、バランガイ23-Cだけとなった。この危険度評価は、人口密度、陽性者の総数、人口に対する陽性者の割合、行動歴、行動制限を違反した人数などから判定されたものである。
現在も「ややリスクがある」とされるバランガイが数か所あり、政府は引き続き、これらの地域には仕事や緊急時以外は近づかないよう市民に求めている。また、「ややリスクがある」よりも安全であると判断されたバランガイについては、感染防止対策をしっかりと行った上での移動が認められている。ただし、「非常に感染リスクが高い」もしくは「ややリスクがある」と指定されたバランガイの住人の移動は制限されておらず、保健省が定める健康安全についてのガイドラインを遵守さえすれば、外出が許可される。
ダバオ市長のサラ・デュテルテ=カルピオ氏は、8月3日から食料や薬の購入許可証(FMパス)や夜間外出禁止令の解除をすると表明している。ダバオ市民の生活が徐々に元に戻っていこうとしている。しかし、これまで通り感染予防対策を取って生活しなければ、感染拡大が再び起こり、多くの制限が課されることになるだろう。このことを肝に銘じて生活していきたい。