19日(金)、アテネオ大学付属高校ダバオ分校は、来週22日(月)から始まる今年度の学校開始にあわせて、オンライン授業を受けるためにインターネット環境が整っていない生徒のため、無料でポータブルWIFI機器を提供することを発表した。
今年度の学校開始については、新型コロナウィルス感染拡大の影響で、対面での授業が8月24日から開始することが決まっており、またドゥテルテ大統領もワクチンが開発される状況になるまで、対面授業は実施させないという方針を打ち出しているため、市内の各学校ともオンライン授業の導入を進めている。
ただ、オンライン授業の導入については、教職員のみならず、児童生徒のインターネット環境、PC機器やインフラの問題で、特に山間部の公立学校では電波自体が届かない状況であるため、現実的に導入が難しい状況にある。
18日(木)フィリピン教育省は新型コロナウィルス感染拡大の影響で、通常より遅く、6月1日に開始したフィリピン国内における2020年-2021年度の児童及び生徒の履修登録者の進捗状況を公表した。公表された情報によると、約1230万人の児童及び生徒が既に今学期の履修登録を終えたということだ。昨年度におけるフィリピン国内の児童生徒数は2782万人である。