フィリピン南部医療センター(以下、SPMC)は、5月16日からダバオ市内のコミュニティ防疫レベルの引き下げられたことに伴う、新型コロナウイルス(以下、Covid-19)の感染拡大の第2波に備えるべく、準備を進めている。
開始から約2か月が経過したコミュニティ防疫によって、深刻な経済への影響がでていることを懸念し、ダバオ市政府はコミュニティ防疫の規制緩和に舵を切った。人々の移動には引き続き制限があるものの、門限の時間が短縮され、市内の各エリアごとで厳しく制限をかける、クラスタリングシステムは解除された。また様々な業種で営業再開の許可が出たため、通勤者をはじめとして多くの人々の移動が行われることとなる。
これを受けSPMCは、市内や地域で呼吸器感染症患者の急増の可能性に備え、医療サービスを確実に提供するため、Covid-19患者用のベッドの確保、新たにPCR検査用マシンを来週中にも取得し検査のスケールアップを図るなど、対策や準備を進めている。
ただし、医療設備が限られていることには変わりなく、今は一人ひとりが不要不急の外出を可能な限り避けていくことが大切であることは言うまでもない。
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