南フィリピン医療センター(THE Southern Philippines Medical Center 以下SPMC)は、Fukushima Industries Inc.から、新型滅菌処理装置を受け取ったと発表した。
Fukushima Industries Inc.は、愛知県に本社を構える伸光ホールディングスの販売代理店で、伸光ホールディングスは滅菌処理装置などの技術力に定評があるメーカーだ。
以前のレポートでは、SPMCはで1日ごとに約1千3百キログラムの廃棄物を生み出していると報告があった。SPMCのMaria Elinore Concha氏は、病院内で発生した感染性廃棄物が地域に悪影響を及ぼすことがないとを確認したうえで、廃棄を行いたいとし、今年の8月には病院内での使い捨てプラスチックの禁止を試験的に実施したという。今後は、廃棄物の種類により個別に管理部門を作っていくそうだ。
SPMCで行われた伸光ホールディングスの製品紹介では、この滅菌処理装置は10から15キログラムの感染性廃棄物を約7分間で圧縮、無菌化でき、狭い場所で簡単に操作ができるとのことだ。
日本の技術力がダバオの衛生問題解決に貢献しているのは、とても素晴らしいことではないだろうか。ダバオ市の多くの場所で、日本由来のソリューションが展開していくことを期待したい。