3月6日、保健省（Department of Health 以下：DOH）は、新たに2人がコロナウイルスに感染したと発表し、これによりフィリピン国内での感染者数は計5人となった。
記者会見で、DOHのHealth Secretary Francisco Duque III氏は、このうち1人は48歳のフィリピン人男性であり、日本への渡航歴があると述べた。2月25日にフィリピンへ帰国、3月3日に発熱の症状があり、3月5日の検査で陽性反応が出た。
もう1人は、高血圧の持病がある62歳のフィリピン人男性で、海外への渡航歴はないという。この男性は、マニラ首都圏のSan Juan市内のモスクに定期的に訪問していたといい、DOHは、該当するモスクへの訪問歴のある人々に対し、DOHに連絡するよう促している。
Duque氏は新たに感染が確認された2人はマニラ首都圏に在住していることを明らかにし、2人は現在、Muntinlupa市の熱帯医学研究所（Research Institute for Tropical Medicine）に滞在していると語った。また、現在DOHは、2人の感染経路を調査中であるとしている。
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