先住民族ルマド人を難民として受け入れていたダバオ市のフィリピン・キリスト教団(以下UCCP)の施設「Haran」を準軍事組織「Alamara」が襲撃するという事件が発生した。
2015年よりHaranセンターは先住民族の一時的な受け入れ先として機能していた。しかし教会内では、先住民族に対する児童虐待、児童人身売買、テロ活動のための教育などの人権侵害が行われていたと市の治安部門が報告した。これを受け、地方平和秩序委員会(Regional Peace and Order Council 以下RPOC)ダバオは教会の即時閉鎖を決議した。
この決議ののち、1月25日土曜日、「Alamara」はダバオ市Father SelgaストリートにあるUCCPの教会を襲撃した。ダバオ市警察はAlamaraのメンバーが教会内で破壊行為を行ったと発表。市警察署Kirby John Kraft氏によると、メンバーはダバオ・デル・ノルテ州のKapalongとTalaingodから来ており、教会から先住民族を救助すると主張していたとのことだ。教会は警察によって封鎖され、報道関係者も立ち入ることはできなかった。
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