ダバオ市中央救急センター所長Emanuel Jaldon氏は、2台の新型探索救助車(Search And Rescue Vehicle)を受領したと発表した。今回導入される新型探索救助車は、フィリピンで初めて設計された緊急車両であり、価格は約1,300万ペソだ。建物の崩落現場や、洪水などの災害現場での利用を想定している。
実際は、高度救助現場から交通事故現場まで、さまざまな事件・事故現場へ出動し、救急車とチームを組み救助を行う。車体はイギリス製で、最大収容人数は4名。医療機器と、長期間の使用に耐えうる頑丈な装備を有する。ダバオ市北西部のMarilogに配置され、今後の配備は主に郊外を予定している。都市部から離れた地域で、その機動性を活かし効率的な緊急対応にあたるそうだ。Jaldon氏は、追加の救急車を購入しだい、Marilogに救急ステーションを設立すると述べたほか、緊急車両の追加購入を自治体に要請していると付け加えた。
ダバオ市は近年、排水システムの能力不足のため、都市部で突発的な洪水が多発している。緊急車両のさらなる追加導入が必要であることは確かだ。