Philippine Pharmacists Association (薬剤師会:以下PPhA)は、国内の全薬局における患者の薬物療法プロファイリングのデジタル化を推進している。
4月30日に開かれた第99回PPhA全国定期総会にてAdelina Royo氏は、患者の記録をデジタル化することで、より効率的な薬物療法のプロファイリングが可能になると述べた。
全薬局にて患者の履歴および取引をデジタル入力することで、薬剤師はその人の薬物療法情報を事前に把握することができる。PPhAはデジタル化の準備に取り掛かっており、本計画はダバオメディカルセンターの近くにある薬局「Botika ng Bayan」にて導入される予定だ。
「期待以上の力を発揮する薬剤師」をテーマにした本総会には、全国より4,000名の薬剤師が参加したとのこと。
患者の正確な医療病歴は薬物療法の成功に必須であるため、当該プロファイリングのデジタル化は製薬業界において非常に重要である。処方ミスの大幅な改善や、薬剤療法による薬剤関連反応の検出なども大いに役立つはずだ。