12月4日は世界エイズデー(以下WAD)の国際記念日である。ダバオ市では当日、ヒト免疫不全ウイルス(以下HIV)感染の啓発活動イベントの支持として、実に2,000人以上の市民が感染者・患者との連帯を示す赤い服を身に着けた。
同イベントはダバオ市エイズ評議会(Davao City Aids Council)ならびにその他の提携政府および非政府機関が開催している。
Olympus Society of Davaoの会長であるOscar Obenza氏は12月5日、この度参加した圧倒的数の支持者は、HIVやエイズがレズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー(LGBT)コミュニティのみの懸念でなく、全ての人に共通していることを伝えるに貢献したと述べている。
Obenza氏によると、11月25日から27日にかけてダバオ市の3つの地区で開催されたWADの事前活動は、市民のHIVに対する認識を深め、より多くの人々の参加意欲を促進させる大きな要因となったそうだ。
HIVやエイズに感染した人々のイメージはつねにネガティブなものであり、多くの場合は嫌悪されたり非難されたりする。本感染症がどれほど酷いものなのか、この度の活動を通じて彼らへの差別が少しでも無くなることを祈っている。