フィリピンの象徴ともいえ、国民に愛されるフィリピンワシの新しい生息スポットがアポ山で発見されたという嬉しいニュースが11月22日、フィリピン・イーグル財団(Philippine Eagle Foundation)のリサーチ・コンサベーション・ディレクターのJayson C.Ibañez氏から発表された。
同氏の話によると、新たな生息スポットは山岳地帯の森を守る先住民たちが、生後約8ヶ月前後と思われるフィリピンワシの赤ちゃんを発見した事で見つかったという。
フィリピンワシは、全長および翼の面積が、現在生存しているワシの中で世界最大とされている。しかし近年、開発による生息地の破壊、ペット用や剥製用の乱獲などにより生息数が激減し、野生下における生息している数は100~150羽前後と推定されており、絶滅危惧種に指定されている。
今回発見された生息スポットはフィリピンで7か所目となるフィリピンワシの生息スポットで、スポットの詳細情報は、フィリピンワシ保護の観点から公開は控えられている。