ドゥテルテ大統領により反麻薬キャンペーンが開始されて以来、これまでに何千人もの麻薬中毒者が治療のために降伏してきた。しかし人数が多いゆえ、センターでは対応できる人数が限られている。
大統領の家族が暮らすダバオ市も、麻薬使用者の数が増加してきていることから、対応が困難な状況下に置かれている模様。このような問題に対処すべく、サラ・ドゥテルテ=カルピオ市長は10月2日、治療のために降伏した同中毒者の人数に対応できるリハビリテーションセンターを新たに設けることを発表した。
またサラ市長によれば、2018年前半における、リハビリテーションセンターに入院した薬物使用者および取扱者の数は225人となっていて、39%も増加しているそうだ。さらに同時期にダバオ市の更生プログラムに登録した薬物依存者の数は約4,377人である。
同センターはマラゴス地区に建設され、保健省(Department of Health)によって運営される予定だ。
麻薬中毒者は社会で非難され、身を隠しつつ、過酷な人生を辿ることになるのがほとんどだ。しかしドゥテルテ政権は「変わりたい」と強く願う彼らに歩み寄り、更生のために手を差し伸べ、「新たな人生」へと導いてくれている。