2018年10月2日から5日にかけて、第16回日比祭り(Philippine-Japan Festival)が「歴史、文化遺産、そして友好を記念して」のテーマのもと、ミンダナオ国際大学、フィリピン日系人国際学校で開催された。
本祭では、日本・フィリピン文化体験教室、相撲大会、日比英語上映会、墨絵ワークショップ、学生によるフィリピン文化展示が催され盛り上がりを見せている。なかでも、メインイベントの一つである日比祭り日本語スピーチコンテストは小学生部門、中学生部門、高校生部門、大学生部門、教員部門、長期滞在部門の6部門開かれた。
小学生は統一課題の群読、中学生部門から自らの文章でのスピーチを発表する。また、今年はダバオ日系人会100周年を記念し、大学生部門では「日比友好関係への提言」のテーマのもとの出場者が登壇した。
大学部門で見事優勝したFretch Loraine G.Sibさん20歳は「初出場ということもあり、とても緊張しましたが、先生や叔母、友人からの応援で頑張れました。」とコメントした。スピーチの中では、将来は外交官としてフィリピンと日本の架け橋になるという想いを語った。
日比祭りの最終日には、在校生だけでなく、卒業生や地元住民が楽しみにしている盆踊りが開催された。日本と同じように、浴衣や甚平、はっぴをきた人々が集まり、やぐらを囲み盆踊りを楽しんでいた。フィリピン日系人国際学校に通う茂田日陽里さんは「初めて学校行事に日本人として積極的に関わることができ、フィリピンの友人に日本文化を楽しんでもらえて嬉しいです。」と語った。