【News】建設途中の沿岸道路、活用方法に意見様々

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2021年の完成を目指し、ダバオ市で建設が進んでいる沿岸道路のルールに関して、市議会で意見がわかれている。一部の議員は、ジプニーやバスなどの公共車両(Public Utility Vehicle 以下PUV)は沿岸道路で運行されるべきではないとし、もう一方はPUVの運行に問題はないという。

公益事業および許可申請委員長のDante Apostol議員は、PUVの沿岸道路運行に積極的な立場だ。現在の幹線道路の渋滞を解消するため、沿岸道路にPUV専用ルートを設けたいと説明し、都市交通管理局に調査を求める決議を可決した。

一方で、公共事業および高速道路委員会の元委員長Jesus Joseph Zozobrado議員は反対の立場をとっている。沿岸道路は市内を横断するバイパスの役目を果たすために建設されており、PUVが路上で降車を行うことにより渋滞が発生するため、道路建設の目的に反すると説明した。ただし、PUVの走行自体は認めるという。

これに対しApostol議員は、PUVが使用する道幅は限られたもので、想定されている程の混雑にはならないと述べた。

市はこのプロジェクトに260億ペソを投資している。市内の渋滞改善に大きく一大プロジェクトであるが、せっかくの新道路も運用方法によっては、思った程の効果をなさないかもしれない。

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