【News】ダバオ・デル・スル州ディゴス市で児童性的搾取摘発ー未成年者8人救出、3人逮捕

警察

ダバオ・デル・スル州ディゴス市で実施された「オンライン児童性的虐待・搾取防止法(以下OSAEC)」に対する合同捜査により、未成年者8人が救出され、容疑者3人が逮捕された。捜査当局が明らかにした。

2026年7月上旬、同州ディゴス市バランガイ(行政区)サンホセのプルック・アカシアで実施されたこの作戦は、政府が強化しているOSAEC対策の一環で、共和国法第11930号「児童性的虐待・搾取関連資料(以下CSAEM:Child Sexual Abuse or Exploitation Materials)対策法」違反を取り締まる目的で行われた。

フィリピン国家警察(PNP)女性・児童保護センター・ミンダナオ地方事務所(WCPC-MFO)は、司法省第11地域検察局(ダバオ地方)の「児童オンライン性的搾取・人身取引対策チーム」と連携し、容疑者宅でおとり捜査と救出作戦を実施した。また、コンピューター上のデータを捜索・押収・調査するための令状(Warrant to Search, Seize, and Examine Computer Data)も執行した。

当局は、児童のオンライン搾取に関与した疑いがある成人3人(女性1人、男性2人)を逮捕した。

捜査では、オンライン上で性的虐待を受けたとみられる未成年者6人が救出された。また、別の2人については「保護が必要な子ども」と判断され、今回救出された未成年者は計8人となった。

捜査当局は、摘発時に押収した複数の電子機器を調べた結果、デジタル機器内に「CSAEM」が保存されていたことを確認した。これらの資料は、当局が容疑者らに対して進めている刑事事件で重要な証拠となる見込みだ。

また、オンライン搾取に関連する証拠品のほか、違法薬物とみられる覚醒剤(シャブ)約6.30グラムも押収された。末端価格は4万2,000ペソ以上と推定されている。警察は、この薬物について、「包括的危険薬物法(共和国法第9165号・2002年)」に基づく追加の罪に問われる可能性があるとしている。

救出された8人の未成年者は、直ちにディゴス市社会福祉開発省(CSWDO)の保護下に置かれた。今後、一時的な保護施設の提供、心理社会的支援、ケース管理、捜査の一環となる聞き取りなどを受ける予定だ。

3人の容疑者は現在、ディゴス市警察署の拘束下にあり、OSAEC法違反などに関する刑事告発の手続きが進められている。

司法省第11地域検察局のジャネット・グレース・B・ダリサイ・ファブレロ検事は、7月20日にSMシティ・ダバオで開かれた「カペハン・サ・ダバオ(Kapehan sa Dabaw)」記者会見で、保護者や養育者に対し、オンライン上の犯罪者から子どもを守るため、より一層注意を払うよう呼びかけた。

またファブレロ氏は、オンライン搾取と闘うには、社会全体の意識向上と連帯した取り組みが重要だと強調した。地域社会への啓発や大人が模範的な行動を示すことが、子どもたちを虐待や搾取から守ることにつながると指摘した。

「私たちは、意識を高め、社会全体で行動することで、実際にこの問題を止めることができます。不審な行為に気付いた場合や、危険にさらされている人を見かけた場合は、ぜひ助けてください」と呼びかけた。

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