中東で続く紛争を受け、海外労働者福祉庁ダバオ地方事務所(以下OWWA-Davao)は、ダバオ地方へ帰国する海外フィリピン人労働者(以下OFW)が今後さらに増えると見込んでいる。
OWWA-Davaoのモハマド・I・ビクター地方局長によると、中東情勢の悪化を受け、これまでに526人のOFWがダバオ国際空港に到着した。帰国者の多くはクウェート、バーレーン、カタール、サウジアラビアから帰還したという。
526人のうち26人には1人当たり1万ペソの現金支援が支給された。一方、残る500人は、マニラのニノイ・アキノ国際空港到着時にすでに同額の支援を受けていたため、ダバオでの追加支給は行われなかった。
支援金が十分かとの質問に対し、ビクター局長は「1万ペソの現金支援は、帰国したOFWとその家族がフィリピン到着後の当面の生活に必要な基本的な支出を賄うためのものだ」と説明した。
帰還したOFWには、無料の航空券に加え、OWWAから1人当たり1万ペソの現金支援が支給される。また、移住労働者省(以下DMW)、社会福祉開発省(DSWD)、労働雇用技術教育技能教育庁(TESDA)からも、それぞれ必要な支援を受けることができる。
政府はDMWとOWWAを通じて、生計支援を含む社会復帰(再統合)プログラムも実施している。
OWWAが運営する「OFW団体向け生計支援プログラム(Tulong PUSO:Tulong Pangkabuhayan sa Pag-unlad ng Samahang OFWs)」では、登録されたOFW団体・組織に対し、事業の立ち上げや運営を支援するため、最大100万ペソの一時金を支給している。
ビクター局長は「帰国したOFWの皆さんは、地域社会への再統合に向けて政府の支援を受けることができます。生計支援をはじめ、それぞれが希望する形で地域社会に復帰できるよう支援していきます」と述べた。
中東で戦闘が始まって以降、全国では1万人を超えるOFWがフィリピンへ帰国している。






