燃料節約のため、ダバオ市災害リスク管理局(以下CDRRMO)は、緊急対応に備え、救急車やレスキュー車などの車両を市内の要所に分散配置している。
CDRRMOのアルフレド・バロラン局長は、これらの緊急車両をCentral 911(中央911指令本部)の外にあらかじめ配置していると明らかにした。
バロラン局長は、2026年4月13日のダバオ市防災ラジオ(DCDR)のインタビューで、「緊急時において、市民へのサービスを損なうことは決してできない」と強調した。
また、市内で商業施設が集積し、日常的に出動件数の多い地域を特定し、救急車などを重点的に配置していると説明。患者搬送後はCentral 911には戻らず、配置先で待機する運用としている。
さらに、原油価格上昇の影響により、特に緊急車両の運用に支障が出ていると指摘し、燃料費の予算を増額したことも明らかにした。
バロラン局長は、燃料節約と予算内での運用に向けた対応策を講じているとした一方、特に緊急時の対応力の低下は避けたいとの考えを示した。
また、「バランガイ(行政区)災害リスク管理委員会(以下BDRRMC:Barangay Disaster Risk Reduction and Management Committee)」に対し、地域に近い事案への主体的な対応を促していると説明。ただし、BDRRMC側で燃料が不足する場合には、CDRRMOが対応を引き継ぐとしている。
さらに、各バランガイに対し、燃料節約に努めるとともに、車両の使用は必要な場合に限るよう呼びかけた。
2024年時点で、CDRRMOは救急車28台を保有していたが、新たに3台を導入し、計31台体制に拡充した。これにより対応エリアの拡大が図られているほか、自然災害時に使用可能な各種救助車両も配備している。
CDRRMOは複数の機能を統合した対応体制を採用している。緊急通報の受付と出動指令を担うECAP-D、救急医療サービス(EMS)、都市型捜索救助(USAR)、消防補助サービス(FAS)、K-9ユニットなどで構成されている。
Central 911のすべてのサービスは、ダバオ市民に対して無料で提供されている。






