
2025年の「ドゥアウ・ダバオ(DUAW Davao)」は、新たな期待を胸に6月に開催される。今年は、ダバオ市の豊かなカカオとコーヒー文化を際立たせる2つの新たな主要イベントを通じて、地元産の味覚と文化的誇りを発信し、成長著しい都市としてのアイデンティティをさらに強化する。
ダバオ市観光運営局(以下CTOO)のグレース・プラタ氏は、今年の祭典に「Definitely Davao: Tsokolate ug Kape Crawl(ダバオらしさ満載:チョコレートとコーヒー巡り)」と「Definitely Davao City Tour(ダバオの魅力を巡る市内ツアー)」の2大イベントが含まれ、いずれも6月5日に開始すると発表した。
これらの新イベントは、フェスティバルの参加者層を拡大し、地元住民と観光客の双方にダバオの独自の魅力をより深く体験してもらうことを目的としている。
「Tsokolate ug Kape Crawl(チョコレートとコーヒー巡り)」は、ナショナルカカオ月間を祝う特別なイベントで、市内の15軒の地元コーヒーショップと10軒のチョコレート専門店を紹介する。
プラタ氏によると、このイベントは地元企業のプロモーションだけでなく、世界的に評価されているダバオ産のカカオとコーヒー製品を支える農家を称え、支援することも目的としている。
一方、「Definitely Davao City Tour(ダバオの魅力を巡る市内ツアー)」では、参加者が、セントラル911・衛生ステーション、ダバオ市立図書館・情報センター、フィリピンイーグルセンター、ムセオ・ダバウェニョ、ドニャ・ビセンタ公園など、市内の主要な名所を巡り、ダバオの魅力を存分に体感できる。
プラタ氏は5月23日に開催された「PEP Talks」のメディアフォーラムで、「私たちのイベントは、ダバオの独自性を軸に展開しています。毎年、過去の成功を土台にさらに発展させることを目指しています」と語った。
今年で2回目を迎える「ドゥアウ・ダバオ(DUAW Davao)」は、規模と影響力をますます拡大している。祭典は6月5日から29日まで開催され、初日は午後5時からリサール公園で盛大に開幕する。イベントの準備はほぼ完了しており、円滑な運営を目指してリハーサルも進められている。
今年も人気の「レイナ・ング・ダバオ」が開催される。このコンテストは、ダバオの力強いLGBTQ+コミュニティを称えるもので、現在は選考段階にある。月間を通じた祝祭のハイライトとして位置づけられており、多様でたくましい女性リーダーたちに対する市の誇りを象徴している。
「ドゥアウ・ダバオ(DUAW Davao)」(直訳すると「ダバオを訪れる」)は、単なる祭り以上のものである。それは、故郷への帰郷を呼びかけ、街の魅力を再発見し、感謝の気持ちを育むイベントである。