【News】ダバオ保健省、ダバオ地方で4000件のエイズ感染者を記録

ワクチン接種会場
保健省ダバオ地方(以下DOH-11)は、2023年にヒト免疫不全ウイルス(HIV)と後天性免疫不全症候群(エイズ)が約7,000例報告されたと発表した。DOH-11のクリス・クラウデット・C・トランギア医師は、患者の63%が抗レトロウイルス療法(以下ART)を受けており、そのうちの83%がウイルス抑制を達成していると指摘した。
 
「HIVプログラムにおける最大の課題のひとつは、偏見と差別です。だからこそ私たちは、自身の体の状態を知ることは私たちの権利であるという考えを積極的に広めているのです。自分の状態を知ることで、それが陰性であろうと陽性であろうと、自分を守り、他人を守る方法を知ることができるのです」とトランギア医師は語った。
 
地方の患者数の分布としては、ダバオ市が4,855人と最も多く、ダバオデルノルテが1,025人、ダバオデルスルが443人、ダバオデオロが369人、ダバオオリエンタルが246人、ダバオオクシデンタルが128人であった。ダバオ健康開発センターのデータによると、7,066人の患者のうち、女性は403人、男性は6,663人であった。最も多かった年齢層は25~34歳、次いで15~24歳、35~49歳、50歳以上、15歳以下であった。
 
ダバオ市ではHIV/エイズ患者に対して、6ヵ月ごとに無料の投薬と検査モニタリングを行っている。また、HIV/エイズ患者のために、RHWC、市保健局、南フィリピン医療センターの3つの治療施設が用意されている。
 
フィリピンでは小学校から大学までの間のカリキュラムでHIV/エイズに関する授業が組み込まれているが、実際は教師が多忙であるためないがしろにされやすいという。症状や感染対策、相談できる場所などの情報を幅広い年齢層に広めていくにはどうしたらいいのだろうか。
 

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https://davawatch.com/articles/2024/02/16/78405.html

 

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