【遊ぶ】豊かな自然に癒されたい!ダバオのハイキングコース、Viper’s peakとは?

ハイキング特集

皆さんこんにちは!ダバオッチのりんです。 今回は自然に癒されたい人におすすめ、ダバオで有名なハイキングコース、Viper peakの特集です!現在ダバオの都会部分に住んでいるので、自然からパワーをもらうことを楽しみにダバオでの初ハイキングに挑みました。 筆者は生まれた場所がかなり山に近いところで、小さな頃から山や川などの自然が大好きなのですが、今回のハイキングでは、日本とは異なるダバオの自然の魅力を沢山発見しました!記事を読んでくださる皆さんにその魅力を伝えることが出来たら幸いです✨それではまずハイキングにおける持ち物から確認していきましょう。

きれいな空

【持ち物】

  • 歩きやすい靴
  • Tシャツ
  • 長袖(所々寒いところがある、日焼け対策にも)
  • 長ズボン(虫、日焼け対策)
  • タオル
  • 帽子
  • 着替え
  • 虫刺され防止スプレー

滝に行く場合

  • サンダル
  • 水着

※詳細は記事の中で紹介しています。

【Viper’s peakの基本情報】

Viper’s peakはトリル(Toril)に位置する、山の頂上の名前です。ダバオの中心部からハイキングコースの入口まで車で約一時間程かかります。市内からそれほど離れておらず、比較的簡単なコースである為、ダバオ地方から多くの人々が訪れているそうです。 Viper’s peakの“Viper”の日本語訳はマムシです。そうです、蛇のマムシです。 このエリアにマムシが沢山いることからこの名前が付けられました。なんだか恐ろしいですね。遭遇しないことを祈ります…!

今回筆者は車で行きましたが、以下の方法でも行くことが可能とのことです。

1 ダバオ市からトリル マーキュリー ドラッグ(Toril Mecury Drug)行きのジニーまたはバスに乗る

2 トリル マーキュリー ドラッグ(Toril Mecury Drug)からBato Elementary School行きのバイクに乗る

3 Bato Elementary Schoolから徒歩でグラスランドを経由してViper’s peakへ向かう。 こちらのサイトから引用。 

頂上までの大まかなルート
今回の頂上までの大まかなルート

5:00 ダバオ市中心部出発

ダバオの朝
ダバオの朝

まだあたりが真っ暗の中出発しました。フィリピンはやはり暑いので、涼しい早朝にハイキングをした方がいいとのことでこの時間に出発です。 今回はご縁があり仲良くなった、フィリピン日系人会国際学校の先生や生徒の皆さんと一緒に行ってきました!ハイキングにおいて、食べ物の持ち込みが可能だったので、迎えの車が来る前にコンビニで食料調達をしました。スナックコーナーを見ていると日本語の表記が書かれたスナックがちらほら。

どちらもポテトチップスやじゃがりこでお馴染みのCalbeeのお菓子でした!フィリピンにまで進出しているとは驚きです。また、店内を見ているとおにぎりも販売されています。ツナマヨや鮭マヨなどの味があり、お値段55ペソ。日本円にすると約150円です。結構高めですね。今回はパン、Calbeeのスナック、朝食用のサンドイッチなどを購入しました。

6:30 ハイキングの入口に到着

入口

途中でハイキングのメンバーをピックアップする為に停車をしたので、ハイキングの入口には6時半に到着しました!入口にLantaw Banud Cafeというカフェがあるのでここで水分や軽食を買うことが可能です。この時点で目の前に大自然が広がっています。坂の途中でふと横を見ると、森が円状に広がり、真ん中が窪んでいる場所があります。

映画『君の名は。』に出てくる糸守町の様な地形でした。昔この場所に隕石が落ちてきてこの地形になったという噂もあるそうです…! そんな景色を見ながら、ハイキングがスタートしましたが、もうすでに足元が良くありません。 道はそこまで整備されていないので大きな岩だらけ。簡単なハイキングコースとはいえ足場が悪いところが多いので必ず運動しやすい靴を履いていくことをお勧めします!

しばらく歩いているとなんだか甘い香りがしてきました!道沿いにオレンジ色の花を咲かせた木が並んでいます。

黄色い花を咲かせた木
オレンジの花を咲かせた木

これが何の果物の木か分かりますか?ヒントはオレンジ色です!

なんとこれはマンゴーの木だそうです!ダバオのマンゴーは濃厚、ジューシーで本当においしいので何度も食べているのですがマンゴーの木は初めて見ました。道沿いにふつうにマンゴーの木があるなんてさすが南国ですね!マンゴーの木以外にも色とりどりのきれいな花が咲いています。 

綺麗な花

7:00 牛が沢山いるエリアに到着

牛エリア

坂道を30分程歩いたところでこちらのエリアに到着します!牛と犬が寝っ転がり、一緒に日向ぼっこをしているという何とも平和な光景が広がっています。ところどころ牛の糞が転がっているので踏まない様に要注意です!

急な坂道
急な坂道

この牛エリアを通り、再び坂道を登った先には、山もダバオ市中心部まで一望できる広大な景色が広がっています!

ダバオの山々

壮大な光景に思わず息を吞みました。

この絶景スポットを通り過ぎると次は下り坂です!かなり急かつ地面がサラサラなのでなので滑り落ちている人もいました。この坂を下ると川があるという話でしたが、今フィリピンは1年の中でも特に暑い季節なので川が枯れていました。川の水があるシーズンに来ても、とび越えられるほど小さな川なので安心してください。この場所を通り過ぎ、平坦な道を歩いていくと辺りの景色が変わってきます。

7:15 グラスランドに到着

グラスランド

これまでのルートは木が生い茂っていましたが、ここグラスランドでは一気に木が少なくなり、辺り一面に草原が広がっています!風が吹くと草原が水面の様に波をうち美しいです。また、日が昇ってからそれほど経っていないので涼しく気持ちが良く、みんなで大きな深呼吸をしました✨

草原の中を歩いているとViper’s Peak→と書かれた看板が立っています!この看板はいたるところに立っているので、初めての方でもそれに従っていけば良いので安心です。

7:35 川に到着!一休み

川

ここまでノンストップで登ってきたのでさすがにへとへとです!近くの川で一休みをしました。川の水はひんやり冷たくて最高です。みんなで持ってきたおやつをシェアして食べました。幼いころ、夏休みに実家の近くの川で泳いだりおやつを食べた記憶が蘇り、なんだか懐かしい気持ちになりました。 

7:50 再スタート

川で涼んで、腹ごしらえをしたところで再スタートです!実はこの後道に迷ったのですが、メンバーのみんなが驚異的なコミュニケーション能力を発揮し、会う人々に声をかけてゆき、無事正規ルートへ戻ることができました。初対面なのにそんなに話せるの凄いねというと、知らない人に話しかけるのはなんのハードルもないし、一回話したらもうその人は友達だよと話していました。フィリピンの人々のこのフレンドリーさ、人見知りの筆者は羨ましいです! ハイキングコースの途中には何か所かサリサリストアがあり、そこで水分や軽食を購入したり、道を尋ねることが出来るので安心です。

8:20向かいにViper’s Peakが見えてくる!

山
頂上まであと少し!

 30分程歩くと向かいにViper’s Peakが見えてきます。写真の赤で囲っているところです!道沿いにはココナッツの木が沢山生えており、ココナッツの木の下を通るときは木の実が落ちてきたらどうしようとひやひやします(笑)

ココナッツの木には刀で切り取ったような跡が沢山ついており、これはココナッツを収穫する際に足をかけられように、このように切り込みを入れているそうです。こんな高さを登るなんて想像するだけで怖いですね…! ココナッツ畑を抜けると一気に急な上り坂になります。

ここがViper’s Peakのラストスパートです!かなりの急斜面なので少し歩くだけで息切れです。途中で休憩をしていると、サンダルとミニスカートというハイキングをする格好とはかけ離れたファッションの女性が下から登ってきました。女性が、疲弊しきったメンバーの一人に大丈夫?と声をかけ、その後冗談を言ったり大爆笑したり、すぐさま友達になっていました。恐るべきフィリピン人のフレンドリーさ再び…。尊敬の域です。実はこの女性、後程再開するのですがそれはもう少し後のお話です✨

その後、お姉さんは軽々と急斜面を登ってゆき、私たちもあとを追いかけます!本当に急なので何度もこけかけましたが、頂上は目の前です!

9:00 Viper’s Peak到着

頂上

ようやく頂上にたどり着きました!!解放感がすごいです。頂上からの景色は言うまでもなく絶景。 頂上には大きなブランコがあるのですがそこからの景色もまた素晴らしいです。木にロープを縛り付けて、そのまま吊るしているだけの簡単なつくり。スリリングですが、 頂上にたどりついたらぜひ乗ってみてください!

こちらにはサリサリストアやトイレ、テーブルがあり、ここでご飯を食べたり休憩をすることが出来ます。頂上に着くまでにペットボトル二本分の水を消費したので、帰りの為に水を購入。飲み物の他にもチキンやカップヌードルを購入することが出来ました! 一休みをしていると、大勢の人が一人のおじさんを取り囲んでなんやら写真を撮っているようです。筆者も行ってみると、なんと蛇をもっていました!Viper(マムシ)です!

へび
マムシの赤ちゃん

まだこの蛇は赤ちゃんで、噛むことが出来ないので、蛇に触ることも出来ました。少し怖いですが、カラフルでかわいかったです!おじさんはその辺で捕まえてきたと話していますが、Viper’s Peakという名の通りこの辺りにはマムシが沢山いるということですね…!今回大きな蛇に遭遇しなかったので良かったですが、遭遇する可能性も考えて服装や靴を選びましょう。

マムシ
触らせてくれたおじさんありがとう!

この場所では朝購入したパンやメンバーの持ってきたごはんでランチタイムです!

ここで、先ほど通り過ぎていったサンダルのお姉さんと再会しました!実はこの方Viper’s Peakでツアーガイドをしている方だということがわかり、お昼ご飯を一緒に食べてから、滝までツアーガイドをしてくれることに!とてもラッキーです✨

11:00 滝に向かって出発

サンダルのお姉さん
サンダルのツアーガイドお姉さん

Viper’s Peakにたどり着くまでの道のりよりも滝に行く道のりの方が何倍も険しいです。 縄につかまって崖をよじ登ったり、急斜面を岩につかまりながら降りたり。 運動不足の筆者にはかなりきつかったのですが、みんなが毎回大丈夫か確認してくれたり、ガイドのお姉さんも時々止まってペースを調節してくれるので楽しく歩くことが出来ました! そして滝に行くまでに、川を渡るのですが、靴を脱いで裸足で渡るように指示されました。裸足のままだと、結構痛かったので滝へ行きたい方は川を渡るときの為にサンダルも持っていくことを強くお勧めします。また、膝辺りまで水につかるので、捲し上げやすい素材のズボンを着用していくとぬれずに済みます。

11:30 滝到着

滝

30分程歩いたところで滝に到着です!まさに秘境といった雰囲気です。このエリアが木に囲まれており、陰になっているため、ひんやりと肌寒いくらいです。この美しい滝を見てツアーは終了かと思いましたが、なんとみんな泳ぎ始めました!私は水着や着替えのズボンを持ってきていないから見てるだけで十分だよと伝えると、こんなに頑張って登ったんだし、滅多に来れないんだから泳ごう!ズボンなら貸すし、メイク道具も貸すよ!と言われ散々迷いましたが、結局服のまま泳ぐことに!

滝の水がとても冷たくて、歩き果疲れた体を癒してくれます。最初は服で泳ぐのを躊躇しましたが、周りを見ると筆者以外にも服のまま泳いでいる人がちらほらいました。中々こんなにきれいな場所で泳げる機会はないので、後押ししてくれたみんなに感謝です✨ ただ、結構分厚いズボンをはいていたので泳ごうとしても重さで全く前に進めませんでした(笑)滝も行きたい方は必ず水着を持って行ってください!水着と勇気があれば崖からダイブすることも出来ます!!

14:00 滝に別れを告げて出発

滝のスポットで泳いだり、滝にあたったりしていたらあっという間にこの時間に。 ガイドさんと一緒にトライシクルがつかまえられる場所まで30分程かけて歩きました。 ツアー料金として170ペソ、道の整備などのための20ペソ、合計で190ペソです。190ペソが正規料金だそうですが、私たちのグループはガイドのお姉さんと仲良くなったので120ペソにまけてくれました!丁寧にガイドしてくれたお姉さんに感謝いっぱいです✨ 頂上には無線をつけていたり、滝へ行く人の名前をメモする為のボードをもった人が数人いるので滝ツアーへ行きたい方はそのような方に声をかけてください。

14:30 トライシクルでスタートポイントへ!

トライシクル

皆泳ぎ疲れたので帰りはトライシクルでスタートポイントまで帰ります。実は筆者は今回が初めてのトライシクル体験だったのですが、解放感がすごくて感動しました。傾斜が厳しいところは車体をコントロールするのは難しいため、運転手の方は前のめりで運転していました。 結構離れたとことまで送ってもらったので四人で乗って、一人100ペソずつ支払いました。

15:00 サリサリストアでココナッツのお酒を購入!

ココナッツ
赤い液体がココナッツのお酒

途中でサリサリストアへ寄ってもらい、ずっと飲んでみたかったココナッツのお酒、トゥバを購入。 約1.5リットルで60ペソです。

15:30 スタートポイントに到着

カフェ
スタートポイントのカフェ

約一時間でスタートポイントに到着しました!お疲れ様でした! 途中で購入したココナッツのお酒とLantaw Banud Cafeで焼きそばに近い料理パンシットで乾杯です。ココナッツのお酒はにおいが強いのですが想像以上にのどごしがゆるく飲みやすいです。コーラと割ってもおいしいそうです!また、パンシットはおかわりをして2皿も食べてしまうほど美味しかったです✨カラマンシ―、スイート&スパイシー、スパイシーカラマンシーの種類がありました。その他にもごはんと卵、サラダ、ソーセージの朝食セットも125ペソから購入することが出来るのでハイキング前の腹ごしらえにもちょうどいいですね。 美しい景色の中みんなで食べるごはんとお酒は最高でした。一緒に登ってくれた皆さんありがとうございました✨

まとめ

途中で休憩をしたり、滝で泳いだりして往復約9時間でVIper’s Peakへ行ってきました。今回は頂上や滝でかなりのんびりしたのでこんなに時間がかかりましたが、休憩を少なめにし、順調にコースを歩くことが出来た場合は3時間以内で行って帰ってくることが可能だそうです。ハイキング初心者の方も距離が長すぎないので挑戦しやすいですね。

筆者は今までダバオの都市部しか行ったことがなく、今回のハイキングはとても刺激的でした。ココナッツの木やバナナの木、カラフルな花や、神秘的な滝。忙しい日常の中ではタスクや先のことばかりに目を向けてしまいがちですが、美しい景色を見たり、深呼吸をする中で、今に集中することが出来ました。体は疲弊しきっていましたが、心は自然パワーでとっても癒されました。

ダバオ中心部には様々な楽しめるスポットがありますが、ダバオの自然を全身で楽しみたい!緑のなかで癒されたい!という方はVIper’s Peakを強くお勧めします!今回は見ることが出来ませんでしたが、頂上から見る日の出が絶景と聞いたので、日の出を見たい方は記事の時間よりも早く登り始めた方がいいです。筆者も次また行くときは日の出を見る為に早く出発しようと思います! 今回この記事を読んで、ダバオでハイキングしてみたい!と思っていただけたら嬉しいです。最後まで読んでいただきありがとうございました!

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