ダバオ市保健局(以下CHO)は、2023年にダバオ市内で10代の妊娠件数が約19%減少したことを確認した。CHOによると、特に10代の若者の無計画妊娠に伴う問題や課題について、徹底的かつ適切な情報発信を行うことで、件数を減らすことができたという。
2022年、10代の妊娠のケースは3000件以上であった。数は少ないように見えるが、10代の妊娠が1件発生すると、妊娠した女性の家族だけでなく、妊娠させた少年の家族、そして彼らがこれから築こうとしている家族にも影響が及ぶ。しかし2023年には、約2737件に減少し18.78%の減少を記録した。
2024年、CHOは10代の妊娠の影響について青少年をさらに教育する努力を強化する予定である。また、CHOは、助けを必要とする10代を支援するために、若いカウンセラーを集めて訓練することも計画している。10代は、年配のカウンセラーと会話するときに、共有する情報にフィルターをかける傾向があるのに比べ、同年代の人々に対しては、自分の問題に関してよりオープンであることが観察されたという。
また、バランガイごとに若者のための相談所を設けることにより、望まない妊娠を極力避けるよう近くの大人が注意深く見守る必要がある。子供を産んだ後には育てるという義務があり、それには準備も必要である。妊娠のリスクや影響力を10代に教育する大人の責任も大きいと考えられる。
【News】ダバオ市保健局、10代の妊娠を減らすためのキャンペーンを強化
【News】ダバオ地方の「10代の妊娠報告数」が国内で最も大きい数となる