【News】ダバオ市のハラル産業団体が再結成、ハラル産業のさらなる発展を期待

ダバオ市政府と民間セクターの取り組みを、国のハラル産業推進政策と整合させるため、市政府はハラル産業開発評議会を再結成した。ダバオ市は2023年10月6日、2023年行政命令第29号｢ダバオ市ハラル産業開発評議会を再建し、その目的、および同市におけるハラル産業の成長と発展のための機能を定義する命令｣を発表した。

評議会は少なくとも四半期に1回会合を開き、その計画とプログラムを支援するために委員会を設置できる。その機能の一部は、ハラルサイエンスセンター、近代ハラル屠畜場、ダバオ市のハラルハブなどの重要な施設の設立、それぞれのハラル認証基準のアップデートのために国内外のハラル認証機関との積極的な協力、認証機関のハラル認証基準を満たす企業の支援である。

第2節では協議会の目的を、政府と民間セクターの関係者の支援を受けて、ハラルツーリズム、貿易、投資を促進し、都市におけるハラル産業の成長と発展を図ることと定義している。第3節では協議会の機能を、ハラルに関する認識調査、認証、開発、ハラル認証ダバオ製品のマーケティングの促進などを通して、世界のハラル市場におけるダバオ市製品の可能性を最大化し、市場性を確保することと定義した。

また、世界ハラル観光サミットなど、ハラル認証を受けた製品やサービスを宣伝できる国際的なイベントや貿易展示会へのダバオ市の参加を奨励し、政府機関や民間団体との積極的な連携やネットワークを構築することで、ダバオ市を支援するビジネス貿易や投資の創出を支援することも期待されている。ハラル市場の発展は今後も続く見込みである。