2023年11月8日の真夜中の雷雨によってリパダス川が増水して、ダバオ市南部の8つのバランガイ(最小行政区)が氾濫した。ダバオ市災害リスク軽減管理事務所(以下CDRRMO)によると、127世帯454人が災害を避けるために家を出て高台に逃げるよう勧告された。幸い、負傷者や死傷者は報告されていない。
翌日11月9日、同事務所運営アシスタントのフェルナンデス氏は、8つのバランガイをバゴアプライヤ(Bago Aplaya)、バゴギャラリア(Bago Gallera)、バリロック(Baliok)、カタルナンペケーニョ(Catalunan Pequeño)、タロモプロパー(Talomo Proper)、マティーナアプライヤ(Matina Aplaya)、マア(Ma-a)、サントニーニョ(Sto. Niño)と特定した。CDRRMOは水位上昇を確認した後、直ちにバランガイ救助隊を配備した。
これらの被害を受けて教育省ダバオ地方事務所(DepEd11)は被害を受けた7つのバランガイの公立・私立学校の対面授業を停止し、モジュール授業またはオンライン授業に移行した。一方、社会福祉開発省ダバオ市事務所(CSWDO)は、援助を受けるべき被災住民の数の査定を続けている。
CSWDOのメンバーはすでに被災地を訪問し、被災した住民が何か食べられるようにと、移動キッチンを配備するなど、支援の可能性を探っている。さらに、一部被害と全被害の査定後、財政支援を発表する予定である。一刻も早くダバオ市民に安心と安全が戻るよう最善を尽くしている。
【News】パオロ・ドゥテルテ氏、洪水の被災者1,000世帯以上に救援物資を配布
【News】地震の影響色濃いダバオ地方で、洪水による地滑りが複数発生