フィリピン南部医療センター(以下SPMC)の関係者によると、若い世代は不健康なライフスタイルのために骨粗鬆症になるリスクが高いという。10月20日、NCCCモール・ビクトリア・プラザで開催されたイベントで、SPMCリハビリテーション科のマシュー・レックス・マダヤグ医師は、若者の間で骨の問題が増加していることを指摘した。
マダヤグ医師は、この原因として、生活習慣の乱れによる骨のもろさを挙げた。中には栄養不足に起因するものもある。マダヤグ医師は、栄養不足は若者が骨の健康に必要なカルシウムの豊富な牛乳よりもアルコール飲料を好むことから生じることが多いと説明した。早期のアルコール摂取は、喫煙や偏った食生活とともに、骨をもろくし、ひいては骨粗鬆症を引き起こす可能性もある。
また、ステロイド、特にパフステロイドを薬として使用している子供も、骨がもろくなる早期の発症の一因になるという。筋肉量をステロイドに頼るボディビルダーは、骨の劣化を起こしやすい。また子供だけではなく、更年期の女性は、体内でのカルシウム産出量が減少するため、骨粗鬆症になるリスクが高くなる。
マダヤグ医師は、アルコール、喫煙、不健康な食生活を避け、カルシウムやビタミンDを多くとることで、骨粗鬆症の影響を軽減するようアドバイスした。SPMCでは、骨粗鬆症の高齢患者には、骨の生成を促すことができる運動をするように勧めている。日常生活を振り返り、骨を強化する習慣を心がけたい。
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