貿易産業省(以下DTI)は6月7日、カナダ企業のPure Life Carbon社が、今年開始予定のダバオデルノルテ州の竹プロジェクトに200万ドル(1億1,200万ペソ)を投入することを明らかにした。Pure Life Carbon社の加工工場は、同州パナボ市のAnflo Industrial Estateに設立され、10,000ヘクタールの竹林プランテーションはダバオデルノルテ州の先住民コミュニティの領域で彼らと提携して運営される予定だ。貿易産業省第 11 地方事務所(以下DTI-Davao)は月報で、このプロジェクトが州内だけでなく近隣エリアの経済活動を活性化し、地元労働者の雇用機会を生み出し、国内および輸出での売上を創出すると述べている。Pure Life Carbon社は、自社ホームページで「環境と食の安全を重視したクリーンテック製造会社」を謳っている。同社が目指すのは「食糧生産と収量を向上させつつ、環境を保護し癒すクリーンテクノロジーを創造する」ことだという。DTI-Davao情報担当者のJenny Grace M. Mendoza氏は、7日の取材で、ココナッツ、カカオ、加工フルーツなどと並んで、この地方の重点産業の1つであると語った。ダバオデルノルテ州の地場産業は、竹を使った家具や調度品を生産する中小企業によって、すでに盛んになっているとのことだ。科学技術省(以下DOST)の資料によると、竹は「世界で最も経済的に重要な非木材林産物の1つ」に数えられ、多くの用途がある他、洪水や土壌侵食を緩和する能力を持っているという。経済的にも生態学的にもさまざまな利点があるようだ。フィリピンは世界第6位の竹の輸出量を誇っており、国内の竹の総面積は39,000〜53,000ヘクタールで年間平均3,600万本の生産が可能だという。カナダ企業の投資により、ダバオの地場産業が輸出と結びつきやすくなった。先日も大阪府泉南市の企業がアバカの調達を視野に入れていた。ダバオの非木材林産業の潜在的な価値や魅力が、これを機に発揮されることに期待したい。
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