フィリピンの「シリコンバレー」に拠点を置くフィンテックPlentina Inc.は、自動アドバイザーサービスを運営することで、フィリピンでの自動資産管理の新時代の幕を開けた。
当企業が提供するPlentina Wealthは、フィリピン人が人生における重要な金銭的目標を達成できるよう支援する、デジタル資産管理サービスである。このアプリは、資産管理へのアクセスを民主化し、適切な財務アドバイス、カスタマイズされたコミュニケーション、より効率的で正確な意思決定を行うことで、AIによる資産管理業界の再構築を目指している。
Plentina Inc.の共同創業者でCEOのEarl Valencia氏は、フィリピン大統領から、フィリピンを消費者の国ではなく投資家の国として築き上げるとして、国家イノベーション会議の執行委員にも任命された。「金融サービスを民主化する革新的な方法を常に考えている。これまで、フィリピンの資産管理部門は手作業で運営されており、かなりの資本を要していた。しかし、AIの登場により、最低投資額を10分の1にまで引き下げることができた」と同氏は語った。
同氏によると、このような変化は一見革命的だが、世界の他の地域ではすでに実施さており、成功していることを強調した。また、このサービスはフィリピンの金融情勢を一変させるともいう。
Valencia氏は先日のダバオICON2023でパネリストを務め、ダバオのような繁栄するビジネスハブにおいて、テクノロジーが如何に進歩を促しているかを議論した。Plentina Wealthは、8月9日にマカティで開催されるチームのデモ・デーにて発表され、その後、プログラムとサービスが披露される予定だ。
まさにフィリピンの「未来」への「投資」を促進するようなニュースだ。フィリピンの金融部門がこれまで以上に速度を上げて成長することが予想される。今後の金融ニュースからも目が離せない。