【News】ダバオ市3台目の移動図書館開設、都市部と農村部のギャップを埋められるか

図書館
1階の様子

ダバオ市図書館情報センター(以下CLIC)は8月2日、市内ピープルズパークで700万ペソをかけた最新の移動図書館を開設した。

CLICのサロメ・エノック所長は3日の声明で、市内で3台目となる移動図書館バスには約2,000冊の本、図画工作用品、ボードゲーム、教育動画が入っており、市内にある保育所のみを対象に稼働すると述べた。

すでに使用されている2台のうち1台は、公立小学校を訪問するために、もう1台は小中高生の災害に対する意識を高めるために、緊急事態への備えの講義を行うために使用されるという。

「移動図書館プログラムは、より多くの人々が本やその他の学習教材にアクセスできるようにするものだ」とエノック氏は語り、「都市部と農村部のアクセスの差を埋めるため」遠方の地域を優先すると付け加えた。

昨年11月、CLICは移動図書館の「マグバサ・タ(本を読もう)」プログラムを通じて、パンデミック後の識字率向上キャンペーンを市内の遠方で再開した。このプログラムでは、移動図書館が2022年11月9日から2023年4月12日にかけて約45校の市内遠方の学校を訪問した。今回の夏休み期間中は、これらの移動図書館が都市部から離れた地域のバランガイ(最小行政区)に向かい、市全体の識字率向上を促進するという。

国単位でも、識字率や読解力向上のためのプログラムを開始したフィリピンだが、ダバオ市でも独自のプログラムが動いているようだ。このようなプログラムが、特に農村部の子どもたちの可能性を広げるものであれば良いと思う。

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